とらじぇでぃが色々書くやつ

とらじぇでぃが色々書くやつ

主にVTuberの記事を投稿中。

エッセイ的なもの

「百合カプ」の左右ってぶっちゃけどうなの?

このエントリでは、百合カップリングの左右問題について検討します。 ここでいう「左右問題」とは、「百合は左右を気にしなさすぎる」という指摘に関するものです。すなわち、「百合が左右を気にしないのはなぜなのか」が本エントリのテーマとなります。 ま…

VTuber、特にホロライブと創作活動――ホロライブ・オルタナティブについて

ホロオルタはVTuber創作に新たな地平を切り拓く。本エントリでは、それが①キャラクタを中の人から解放し、②並存する創作を可能にするとともに、③引退したVTuberを再び公の場に連れ出してくれるのだと主張したい。

出産するVTuber、その擁護と肯定

「VTuberの出産」を否定的意見から擁護する。キーコンセプトは実在性と虚構性だ。また、話の中で、出産の肯定がVTuberの肯定に繋がるのではないか、という一つの道筋も提示する。

どうした、『魔女の旅々』(4話まで視聴)

今期アニメ注目の一作、『魔女の旅々』。前評判は上々で、私も期待していた。キャラデザはかわいいし、絵も綺麗、これで外れたらすごいな~という第一印象。 majotabi.jp 一話は「思っていたほどではないな」と思いながら、期待を込めて二話も視聴した。 し…

VTuberに「魂」も「ガワ」も存在しない

VTuberは存在しない。でも、私たちはVTuberの実在性をたしかに感じている。この相反する判断をどう考えたらいいだろう。「引退と死」「アズマリム」「実写動画」への考察も付す。

脱-社会的VTuber、DWU

セバスチャンの思想と、VTuberにおける「遊び」と「仕事」について書きました。

VTuberの現世と前世は別人か? 同一人物か? : 久遠千歳とEMAの場合

この記事ではVTuberの「転生」について、久遠千歳とEMAを軸に据えながら述べる。両者が別人なのか、それとも同一人物なのかを考えたい。 なお、ここで取り上げる「転生」はあるVTuberからVTuberへのタイプであり、他のタイプではない。留意願う。 久遠千歳と…

グッズが遺品になるとき

「これが——生だったのか」わたしは死にむかって言おう。「よし! それならばもう一度」と。(ニーチェ ツァラトゥストラⅡ 中公クラシックス p373) VTuberは引退する。遅かれ早かれ、必ずである。例外はない。引退しないVTuberは、人間という存在から完全に離…

VTuberの見えない領域 ~魂と生身〜

最近、有名VTuberの引退発表が続いてしんどいです。ちょうど「引退とは何か」などを考えていたのですが、より勝手な使命感を駆り立てられました。大学の期末試験を乗り切ったら書こうと思ってます*1。 さて、この記事ではその前座として、VTuberの「魂」概念…

キズナアイ、ファン、クリエイター、そして観光客

キズナアイの動画サムネイルより この記事では、ファンとクリエイターという二項対立を軸として、キズナアイ分裂騒動および識者たちの発言を総括し、私個人の意見を述べることを目的としています。 まずキズナアイ分裂騒動をまとめ、次にキズナアイとは何か…

Vtuberはいかにして世間に受容されたか

この記事は、バーチャルユーチューバー(以下Vtuber)と一般社会とのかかわり、主に一般社会からVtuberがどう見られているのかを、一人のVtuberリスナーの視点から考えてみるものです。 そしてその手掛かりとしては、テレビでのVtuber報道の参照が適している…

思考実験とは何か?

最近俄かに流行り始めた「トロッコ問題」。 哲学好きに知らない人はいないと言っていいほど有名な問題ですが、その流行り元はこの方のツイートのようです。 これを昔、授業でやったら「なぜ助ける必要があるのかわからない。俺は傍観者だから放置して5人が…

Vtuberの「中の人」は公表すべきか?

どうも、とらじぇでぃです。 先日の朝、というか13時ごろ(笑)、目を覚ましTwitterを開きますと、「ゲーム部」が日本のトレンドに上がっていました。4位。「ゲーム部が何か発表でもしたのかな?」と思い、少しウキウキした気持ちで詳細に飛びましたが、違い…

ルールとか罰則とかの話と、過去に勝手に頓挫した一つの提案

以下の記事は、3月の頭に書き終わったものの時期を逃し、発表し損ねていたものです。 3000字程度のものなら躊躇いなくお蔵入りにするのですが、加筆修正を加えているうちに文字数が10000を超えてしまい。ボツにするのも勿体ないということで、ひっそりと投下…

『笑い』で考える厨二病

私は昔、厨二病という言葉が大嫌いでした。当時中学生の私に、なぜ、と問うても答えは返ってこなかったでしょうが、突如として友人たちの間で流行り始めたその言葉が、心に秘めた、私の空想の世界を刈り取ってしまうように思えたのはたしかです。 つまりは、…

ラブライブコラボを受けて考えるシャドバの世界観

先日『ラブライブ!』とのコラボが発表されましたね。 【新コラボレーション情報】「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」との相互コラボが決定!ゲーム内コラボに先駆けて「スペシャルコラボキャンペーンガール決定戦」を開催!https://t.co/WpldL…